イッテルビウムは銀色の金属です。地殻には3.3ppm(0.00033%)ほど存在しています。イッテルビウムの発見に至る研究は、1794年にガドリン石からイットリウムが見つかったことに始まります。1843年、イットリウムと考えられていた物質から2つの新元素(テルビウムとエルビウム)が分離されました。さらにその後、スイスのマリニャクは、1878年に、エルビウムと考えられていた物質から新元素イッテルビウムを発見しました。元素名はガドリン石が発見されたイッテルビー村に因んでいます。ここに出てきた4元素の語源は、いずれもイッテルビー村のため、非常に間違えやすい元素名となっています。
イッテルビウムはゼノタイムから得られています。イッテルビウムは、ガラスの着色(黄緑色)やレーザーなどで利用されています。 |